固定残業代を廃止できますか?
当社は固定残業代を採用しています。
それは事業外労働の営業職が多いため、生活給として保証するためです。
しかし、最近の景気などを考えると、固定残業代が経営を圧迫しています。
そこで、固定残業代の廃止を検討していますが、リスクはありますか?
固定残業代も含めて固定的賃金を解釈されます。
固定的賃金の廃止は不利益変更となり、基本NGです。
廃止することの合理的な理由があり、労働者への十分な説明及び合意があれば例外的に可能となります。
労働者への同意を得やすくするためには、他の優遇措置を提示することも方法のひとつです。
たとえば、賞与を増額するなど。
労働者への説明及び同意が終われば、就業規則を変更して労働基準監督署に提出することになります。