住宅手当含めて残業計算


残業代の算出方法について確認させてください。
算出する際に「地域手当、別居手当、特別手当」の金額も含めるのでしょうか。
当社の賃金は、以下のとおりです。
基本給、職務手当、営業手当、技能手当、役職手当、住宅手当、地域手当、別居手当、特別手当。


残業手当を計算する際に、省くことができる手当は以下のとおりです。
家族手当、別居手当、臨時手当、子女手当、住宅手当、通勤手当。

貴社の場合、次の計算式になります。
【計算式】
(365日-120日【年間休日】)×8時間【1日所定労働時間】
=1960時間【年間総労働時間】
1960時間【年間総労働時間】÷12か月=163時間【月平均所定労働時間】
残業単価=(基本給+職務手当+営業手当+技能手当+役職手当+住宅手当、地域手当+特別手当)÷163時間×1.25

貴社の賃金規程を確認したところ、住宅手当の支給基準が「世帯主には一律1万円」となっています。
この場合、住宅手当を省くことができません。
省くことができる住宅手当とは、従業員が支払っている家賃や住宅ローンなどに対する具体的な補助になっていることが条件です。