退職代行会社を無視しても14日経過で退職


新入社員が突然出社しなくなり、ある日、退職代行会社から連絡がきました。
退職代行会社からは「○さんは5月20日で退職します。
今後、本人に連絡しないでください。」

退職するときぐらい自分で申し出てほしいという気持ちです。

どのように対応すれば良いでしょうか。


退職代行会社とは退職者から依頼をうけて、退職の処理を代行する会社です。
会社とはしてはやりきれない気持ちがあるかもしれません。
退職代行会社からの指示を無視しても本人に連絡することは得策ではありません。
また、雇用は解約申入の後、2週間を経過すると終了すると、民法627条1項に規定されています。
つまり、 退職を申入れてから2週間すれば、使用者 の承諾がなくとも会社を辞めることができます。
退職届や健康保険証を返却してもらうことを考えると、退職に応じるのが良いと考えます。

では、退職代行会社は退職者本人の代わりにどこまで対応できるかです。
弁護士以外は交渉業務ができません。
したがって、あくまでも退職者本人の意思を伝える会社ということです。
その退職代行会社と通常どおりの退職処理で問題ありません。