明確な基準とルールを作成して、能力主義に変更したい
明確な基準とルールを作成して、能力主義に変更したい
2020/3/2
ジャンル 評価
事件の概要、ご相談内容
これまでは年齢で基本給を決めて、能力給はその都度、決めていました。
そうしていたことで、中途採用者との賃金のバランスもおかしくなり、能力給で調整するようになっていました。
そのため、能力と賃金が合わない社員が多くなりました。
また、社内には等級制度がありました。等級は9等級で、基準はありました。
しかし、基準があいまいなため、結局は年齢が高くなると昇給していました。
今後、事業拡大のため増員していく予定です。
そのためにも、明確な基準とルールを作成して、能力主義に変更したいと考えています。
解決へのプロセス
まずは能力に関係のない手当を整理しました。そして、年齢給を廃止。
しかし、突然の制度変更に従業員も戸惑うと思われるため、年齢給の一部をベース給として残しました。
そして、あとは、全て能力手当としました。
また、9等級あった等級制度も3等級にしました。従業員を能力順に並べて、あきらかに格が違うところで分けると、3等級となりました。
評価基準は、仕事の棚卸しを行い、それをもとに評価基準としました。
評価は夏冬の賞与評価と、その評価を昇給評価、そして賞与評価2年分を昇格評価として、公平で評価エラーの少なくなる仕組みとしました。
解決のポイント
ルールに一貫があることで、納得してもらえる評価制度になりました。
また、基準を明確にすることで、やるべきことが明確になりました。
この企業様はその後に、従業員を増員されて今では約220名規模となっています。
モチベーションも高く、業績も好調です。
その後、増員にともない、人事評価制度のメンテナンスを実施しました。
事業者規模情報
大阪府大阪市、健康食品の開発、販売、100名